ダナーマウンテンライト水洗い!
ゆうさんです。
桜の季節ですねぇ、ブーツを履くのも梅雨明け位まででしょうか。
大学生の頃は当時の流行りでもあったので、真夏でもジーンズにエンジニアブーツとかはいてましたが、今となっては暑くて無理です…。
こちらはダナーマウンテンライト。
ダナーライトと双璧をなすダナーの代表作でしょう。
内側がゴアテックスなので完全防水、蒸れない!
でも、実際は蒸れます(個人的な意見)
オールソールではなく、すり減った踵部分だけを切って張り直す修理をしています。
近所の修理屋さんで3000円ちょっとで直してもらったと思います。
オールソールだと10000円近くしますから、ソール全体が減っている訳でないのならおススメの修理方法です。
先日、保土ヶ谷に墓参りに行き、その後中華街で食べ放題と1日中履いて帰宅したところ足が物凄く臭い!ちょっとしたホームレスのような(汗)
長年蓄積した汗とかイロイロなモノが飽和したのでしょう。
「これは脱いだのが家じゃなかったら完全にスメルハラスメントだわ」と言いながら自分の足の臭いを嗅ぐ私。
それを冷たい目で見る嫁。
「丸洗いするしかないな」と決意したのでした。
シューレースを取って内側に水を溜めてアクロンを少したらします。
10分程つけ置きした後ブラシで優しく擦ります。
あまりゴシゴシ擦るとゴアテックスが痛みそうなので撫でるように。
水でジャージャー流してすすぎます。
内側の洗浄はこれで完了です。
アッパー(外側)はサドルソープで洗っていきます。
こちらエム・モウブレイのサドルソープ。
皮革用の石鹸で栄養分も含まれてます。
サドルソープは使わない方が良いなどネットで書かれていたりしますが、むかーしから使われているモノなので信用して使っております。
サドルソープをスポンジに着けます。
スポンジは専用のモノでなくても目の細かいヤツならオーケーです。
皮の表面を優しく撫でるように泡を広げていきます。
全体に泡を広げたら布やタオルで表面の泡を拭き取っていきます。
サドルソープには栄養分が含まれているので水で全部を流さない方が良いようです。
汚れが布に付いております。
形を整えながら内側のゴアテックスの水分を布で吸っていきます。
水気を取ったら陰干しします。
傘で日陰を作っておりますが、いろんなモノが映り込んでいてお恥ずかしい。
天気の良い日だったら2日位で内側まで乾くと思います。
乾燥したのがこちら。
サドルソープに含まれるロウなどの栄養分がムラになってるんですかね?
ドレスシューズとかだったら「やっちまった!」と思うのでしょう。
サドルソープをもう少しだけ水で流した方が良いのかも。
布で磨けばある程度馴染みます。
仕上げに乳化性の靴クリームを使います。
こちらもエム・モウブレイ。
歯ブラシで全体に薄く塗っていきます。
塗り終わったら布で余計なクリームを拭き取って、そのあとブラッシングで艶を出します。
乳化性や油性も含めクリーム(靴墨)の厚塗りや古いクリームを落とさないで塗り重ねていくと、皮のひび割れの原因になります。
私は昔エンジニアブーツをそれでひび割れさせました…。
サドルソープの成分で白くなっていた所も気になりません。
シューレースをして手入れ完了したのがこちら!
潰れていた形も洗うことで整ってシュッとしました。
サイズは縮んでませんよ。
手入れの行き届いた古いレザーってなんとも言えない色気がありますね。
キズなんかも「あの旅行の時に付いたやつだ」なんて具合にいい思い出になります。
これからもまだまだ履き続けます!