レッドウィング アイリッシュセッターを自分でオールソール
ゆうさんです。
以前、ジョージコックスの靴を自分でオールソールした事に味をしめてレッドウィングまで自分でやってしまいました。
今回オールソールしたのがスエード#8167半円犬タグってやつです。
ビフォー写真なし、すでにソール剥がしにかかっております。
皮スキやらペンチやら家にある道具でソール剥がします。
案外キレイにベリベリっと剥がれないですね。
ミッドソールはそのまま使うので、だし縫いの糸を切らないようにヤスリやインパクトドライバーにつけたワイヤーカップブラシで剥がしきれなかったソールや残った接着剤を削っていきます。
なんとかキレイになりました。
今回ソールはビブラム#1010にしました。
WESCOジョブマスターなんかに使われてるやつですね。
大体の感じでソールをカットして
一応接着面を脱脂というかキレイにします。
掃除用のアルカリ電解水ですが、界面活性剤が入っていないので、すすぎや水拭きが要らないという便利な洗剤。
ダイヤボンド888を接着面両方にすり込むように塗っていきます。
180mlのダイヤボンドを買うと塗布用のブラシがついてくるんですが、自分は貧乏性なので古い歯ブラシで塗ってます…。
このまま20〜40分ほど待って表面が指で触ってもベタつかないようになったら貼り合わせます。
金槌で叩いたりペンチでつまんだりして圧着。
クリップなどで抑えております。
そのまま一日位おいておきます。
無事にくっついたらワイヤーカップブラシではみ出た部分を削っていきます。
どうでしょうか?
プロの仕上がりには程遠いですが…。
なんとかオールソールできました!
やはり自分でオールソールするのは大変ですねぇ。
ですが、DIY好きでちょっとした工具類をお持ちの方でしたらやれるレベルだと思います。
因みに今回かかったお値段はビブラムソール代5650円(送料含め)のみ。
ダイヤボンドは家にストックがありましたし、中々使い切ることはないです。
スニーカーなどのちょっとした剥がれも市販の接着剤より強力にくっつくので、家庭にあると便利です。
ダッフルコートのトグル革紐の補修
ゆうさんです。
ダッフルコートっておじさんの方が案外似合うのでは?と思って、この冬はグローバーオールのキングストンというモデルを着てました。
丈は膝までのロング、ムーアブルック社のヘリンボーン生地、トグルは水牛の角で黒の革紐。
丈がショートだったり、トグルの紐が麻で目立つ感じのダッフルコートは若作りになってしまいそうですが、黒に近い濃紺でロング丈ならおじさんでもイケるかな?と個人的には思っております。
実はこのグローバーオールのダッフルコートを手に入れる前に、Harrissというブランドが90年代にグローバーオールの工場に作らせた、ほぼキングストンと同じディテールのダッフルコートを持っていました。
しかし、サイズは合っているんだけど合わせがレディースだったんですね。
まあ、ダッフルは風向きによって合わせを変えられる作りなんですが、フード前のストラップは完全に左前なのが気になってました。
誰も気にしてないけど…。
そこでオークション等で探していた所、相場より2万円近く格安で本家グローバーオールキングストンを手に入れたのであります。
Harrissのダッフルは奥さんの物になりました。
期せずしてペアルックです。
一緒に着て歩く事はありませんが、奥さんも気にいったらしく会社に行くとき羽織っておりました。
ただ年代物だけに、ある日トグルの革紐が切れてしまったのです。
洋服の直し屋さんに頼むと一箇所1000から2000円位らしい。
はい、自分で交換しますよ!
用意する物はこれだけ。
色々使えそうなので3m注文。
クーポン使えたりして送料入れて490円。
トグル紐をリッパーで取り外し
トグル紐と同じ長さにカットした革紐に4箇所穴を開ける。
革紐をトグルに通して縫い付けます。
縫い付け方は革紐の穴を開けた所の上、中、下を囲うように縫っていきます。
この方法だと革紐の穴は4箇所しかないので、ミシンでジグザグ縫いの純正方法よりも革紐に負担がかかりません。
もとはこんな風に縫ってあるので革紐に沢山穴が開いてしまってます。
これだと革紐が切れやすいでしょうね。
効率重視でしょうか。
完成はこちら
強度は純正よりあるのでは。
革紐さえあれば簡単に縫いつけられます。
残り2m80cmの革紐…。
何に使うか。
ジョージ・コックス チャッカブーツを自分でオールソール
ゆうさんです。
ついに素人が手を出してはいけないであろう事をやってしまいました。
こちらはジョージ・コックスのチャッカブーツです。
写真を撮り忘れて、すでに皮スキにてミッドソールごと剥がしてしまってます。
ジョージ・コックスといえばロッカー御用達のイメージですが、このブーツはロックっぽいデザインではなく、モカシン風のデザインでソールは生ゴムのクレープソールです。
10年位前にヤフオクで中古を5千円くらいで買いました。
生ゴム製のクレープソールの靴をお持ちの方ならお解りだと思いますが、クレープソールって段々ベタベタして劣化してくるんですよね。
この靴も経年劣化でソールが溶けてベタベタになってしまい、しばらく履いていませんでした。
修理屋さんでオールソールしようかとも思っていたんですが、なんせ5千円の中古靴です。
ミッドソールごと逝ってしまっているので、オールソール料金は14000~15000円位になるかもしれません。
「そりゃ~バカらしいわなぁ。失敗したら靴には成仏してもらうしかないな」
ということで自分でオールソールにチャレンジです。
ソールを縫い付けている糸を「皮スキ」で切りながらソールを剥がすとフェルトの中物に木製のシャンクが付いておりました。
正直自分には、この作りが良いのか悪いのかは解りません…。
そして今回のオールソールの為に用意したのがこちら。
ゴム製のミッドソールとビブラム風の安いタンクソール。
靴修理の定番「ダイヤボンド」とレザークラフト用の縫い針、蝋引きの太い糸。
全部ネットで購入出来ます。プロ用の資材が…いい時代です。
まずはミッドソールを大体の大きさにカットします
ミッドソールは2mm位の厚さなのでカッターやハサミで簡単に切れます。
カットしたミッドソールを蝋引きした糸で縫い付けていきます。
ちなみに縫い付ける際ズレないようにダイヤボンドでウェルトに接着しちゃってます。
縫う前に「千枚通し」でウェルトの穴に合わせてミッドソールに穴を開けました。
写真を撮るのをとにかく忘れております。
糸をかなりの力で引っ張るので手袋をしないと手が切れてしまいます。
蝋引き糸はベタベタです。
レザークラフトでいうところの「平縫い」で縫っていきます。
はたしてこれで良いのか?
なんとかそれっぽく(じゃいかんだろ!)縫えました。
裏の縫い目が汚いですが、本底を貼ってしまえば判らないからいいや。
ミッドソールのはみ出した部分はカッターで整えました。
いよいよミッドソールに本底を貼っていくのですが、その前に本底のタンクソールをノコギリやらカッターやらで大まかに切っていきます。
固いので大変。
接着面にヤスリ掛けをします。
表面を荒らす事で接着剤の食いつきが良くなります。
「アンカー効果」というものらしいです。
「ダイヤボンド」を古歯ブラシで接着面両面に擦り込むように塗っていきます。
ダイヤボンドはプロが使うゴム系接着剤で、ちょっとした靴底の剥がれ、自転車のパンク修理、その他もろもろ、強力に接着できるので一家に1つあると良いかもしれません。
この後すぐに貼り合わせてはいけないのです。
10分から30分間、ボンドの表面がベタつかなくなるまで待ちます。
「オープンタイム」といってゴム系接着剤の性能を引き出す為に必要な待ち時間。
これを守らないと強い接着力が得られず失敗します。
貼り合わせたらハンマーなどで叩き圧着します。
叩いてる画像はなし。
クリップなど総動員で固定し、一日待ちます。
十分な接着強度がでたのを確認したら、はみ出している本底を地道にカッターで切っていきます。
固い…。
これもグラインダーなど持ち合わせていない素人にはつらい作業。
カッターで荒く整えた後はヤスリで仕上げていきます。
先ずは、金ヤスリで。
金ヤスリで全体を平らにしたら、紙ヤスリ(80番)で整えます。
ひたすらこすり続けた結果。
許容範囲だろっ!と妥協して終了です。
今回のオールソールにかかった費用は資材で5000円ほどでした。
仕上がりはプロに頼んだ場合と比べて70%位の出来にはなったのではないかと思っております。
ドレスシューズでは無いので素人でもやる気があれば出来ましたが、労力がかなりいる作業でしたね。
靴がどうやって出来ているのかがある程度理解できたのが収穫です。
暇で、もの好きな人間ならやってみても面白いかも知れません。
他に何足かオールソールの時期が来ているブーツがあるんだよなぁ…。
B-3フライトジャッケットのリコーティング!
ゆうさんです。
B-3フライトジャケット、この冬は再ブレイクしてるようですねぇ。
フリースとかフェイクレザーのB-3着てる女の子が沢山いますね。
本来のB-3とはもはや別物ですが…。
近いところではMA-1。軍用実物が好きな自分としてはペラペラの今どきデザインのMA-1を着た若者を複雑な心境で眺めていたものです。
逆に若者は米軍実物のMA-1を着たオッサンを見て、「あれはダサい」と思っていたことでしょう。
自分が好きなモノが流行るのはうれしい反面、「流行り終わったらまた着ずらくなっちゃうな」と感じます。
B-3といえば80年代中頃にメチャクチャ流行り、90年代にはリアルマッコイズやバズリクソンズの大戦モデルが流行ったのを覚えております。
当時、友達が高校の入学祝いに買ってもらったというB-3を見て、「ロッキー4でスタローンが着てたやつじゃん!」と羨望の眼差しを向けておりました。
私より上の世代ではマックイーンが映画で着ていた印象が強いかも知れません。
友達のB-3はUS SHEEPSKINというアメリカのブランド物で、のちに私が譲り受ける事となり、さらにまた別の友人の手に渡っていきました…。
時は流れ2006年頃、もはやバブル期に流行った懐かしい服と化していたB-3ジャケットが何故か欲しくなり、ヤフオクでゴールデンベアーのB-3を13000円位で手に入れました。
こんなタイプのヤツです。
大戦モデル風のちょっと中途半端なデザインですが、これはこれでアリかなと思っております。
現在はこんな色になってます。
数年前に自分でリコーティングをしました。
特に皮革用ではないアクリル塗料の上に皮革用の水性ウレタン仕上げ剤を塗ったのですが、第二次大戦実物のB-3もアクリル系顔料の上にラッカーでコーティングしてあるようなので大丈夫かなぁと。
検索するとアクリル絵の具の上にニスで仕上げている方とかもいらっしゃるみたいです。
そもそもムートンジャケットは羊の革を裏返して使っているので、表だと思っているほうが裏なんですね。
なのでコーティングしないと皮が劣化してボロボロに崩壊していくみたいです。
塗装するのは銀面の役割なんですかね。
これはこれで気に入っていたんですが、ちょっと落ち着いた色にしてみたいなぁと思い立ち、再塗装することにしました。
先ずは下地調整。
顔料仕上げの革なのでオイルアップなどはしていないためオイルやワックス成分を取る作業はなし。
塗料のノリを良くするため紙ヤスリで表面を荒らします。
こういう工程をやっておかないと塗料がペリペリと剥がれてしまったりするのですね。
皮革に躊躇なくヤスリ掛けをするのは我ながら「ようやるわ…」と思いますが。
全体的にヤスリ掛けをしたのがこちら。
見慣れた感じの着古したのB-3の色っぽくなりました。
今回はこれで塗っていきます。
水性レザータッチという皮革用ウレタン塗料です。
車のシートやソファー、靴、カバン、合成皮革製品に塗れる塗料みたいですが、
レザージャケットの記載はないですね…。
まあそんなことは気にしません。
マスキングなんかはしないでガンガン塗っていきます!
一度経験してると大胆なもんです。
乾かしながら部分的に塗っていき、
完成した全体像がこちら。
塗装面アップ。
オールシールブラウンの渋い感じになりました。
これならトラウザーズなんかと合わせてもハマりそうです。
今回の私のB-3フライトジャケットの場合はオークションで安く手に入れた物なのでリコーティングにチャレンジするハードルは低いですが、良いものを新品で買えば20万、30万近くするものです。
昔はschottのB-3なら8万位、AVIREXで12,3万位だったと思うのですが。
「レザージャケットは手入れをすれば一生ものなんだなぁ」と実感が出てくる年齢になってきました。
変に若作りしたオッサンにはならないようにしたいですが、歳をとっても背筋がビッとした革ジャンの似合う男でいたいです。
そのために日々トレーニングも!
ピカールでセルロイドメガネフレームをピカピカに!
ゆうさんです。
普段コンタクトなんですが、周期的に「なんかメガネの気分」みたいなものがやってきます。
自分の中でのちっちゃな気分転換ですかね。
なのでメガネは数本持っております。
メガネフレームも周期的に流行が繰り返しますね。
20年以上前に知り合いから頂いたラルフローレンのボストン型フレームもまた使えそうなので、レンズだけ入れてもらおうと思っております。
こちらは泰八郎謹製のメガネ。
昔のおじいちゃんが掛けていたような雰囲気のメガネではありますが、昭和レトロなセルロイドフレームで味わいがあります。
しかし、セルロイドフレームやプラスチックのフレームって汗とか整髪料で段々白く曇ってくるんですよね。
泰八郎のフレームも暫くかけていない間に、汗などの汚れを放置していたせいで全体的に光沢が無くなってます。
特にテンプルのあたり。
セルフレームの磨き直しは店でやってもらうと数千円かかるみたいです。
自分で磨ける専用のポリッシングクリームもあるようですが、昔からあるなんでも磨ける万能なヤツがあるんです。
ピカール金属磨!分かりやすすぎるネーミング。
金属磨といっても磨けるモノの守備範囲は広すぎます。
「あらゆる金属、又プラスチック、象牙、塗装部の汚れ,其他、器具、機械、ゴルフクラブ、管楽器等のお手入れに使用される万能液です。」
器具とか機械とかはもはや素材が何かの説明では無いという気がしますが…。
ピカールの存在を知ったのは20代後半に葬儀屋でアルバイトをしている時。
真鍮製の燭台やらの仏具をこれで磨いていました。
葬儀屋かぁ、懐かしい…。
先ずは磨く時にメガネが壊れたりしないように分解します。
レンズは内側からゆっくり押すように取ります。テンプルは精密ドライバーで。
細かい傷を1000番の耐水ペーパーで水研ぎします。
そしてピカールで磨いていきます。
石油のような臭いが結構キツイです。
上の方がピカールで磨いたテンプル。大分光沢が出てますね。
リムの左側がピカールで磨いた方。こちらも光っております。
一通り磨いて、元通り組み直したのがこちら。
イイ感じに透明感のある艶がもどりました。
これでまた気持ち良く身に着けられそうです!
ピカールは確かに万能だと思います。
アンティーク腕時計のプラスチック風防もピカールで磨くと小さな傷位なら分からなくなり、ガラスのような透明感が蘇ったりします。
ただ、石油のような臭いがちょいとキツイのが玉にキズですが。
ちょっとお高いですが、セルフレーム専用のポリッシングクリームも試してみたいですね。
味噌作り!
ゆうさんです。
5年程前から味噌を手作りしております。
毎年2月の半ばくらいに作っているのですが、今年は少し遅れてこの時期になってしまいました。
味噌づくりは11月から初夏が良いみたいなので滑り込みセーフでしょうか。
初めて作ったのは義理の姉の誘いで近所の「味噌づくり体験」に参加したのがきっかけでした。
手作り味噌の味は「かどのない、まるい味」とでも言いましょうか、麹の香りがつよく残る芳醇な味わいで、すっかり虜になってしまったのでした。
一見ハードルが高そうですが「味噌キット」としてネットなどで様々な種類が売っているので、簡単に作れます。
味噌の作り方
味噌キットを手に入れる
私は楽天市場で「出来上がり4kg」の味噌キットを買ってます。
樽は味噌づくり体験の際にもらったものが二つあるので樽なしのセットです。
初めて作る場合は味噌樽もセットになったモノが良いと思いますよ。
大豆を水でもどす
大豆は水を相当吸うのでタップリの水に一晩浸けておきます。
もどした大豆を茹でる
もどした時の水は捨てて、もう一度タップリの水を入れて弱火で4~5時間茹でる。
茹でている間にお湯が減ってしまうので、つねに大豆が浸っているように水を足しながら茹でます。
茹で上がった大豆をザルに移す。
茹でた大豆を潰す
厚手の大きいビニール袋に入れて大豆をひたすら潰していく。
ビニール袋に入れなくても良いのですが、手が汚れないし雑菌が入らないので便利。
最初の味噌づくり体験の時に教えて頂きました。
ちなみに茹でたての大豆は熱いです!冷たくなりすぎると固くなって手では潰せなくなってしまうので、火傷しない程度に冷ましてからが良いでしょう。
今回はフードプロセッサーも投入してみました。
ラク!
手で潰すと出来上がった味噌の中に潰し損ねた大きな大豆が残ってたりして、それもまた楽しいものなんです。
左が手潰し。右がフードプロセッサー、クリーミィーですね。
出来上がりの食べ比べが楽しみ。
麹と塩を混ぜる
ビニール袋に塩と麹を入れ、麹に均等に塩が着くように良く振って混ぜる。
潰した大豆、麹、たね味噌を混ぜる
ビニール袋に潰した大豆、塩をまぶした麹、たね味噌を入れて良く揉んで混ぜる。
味噌玉を作る
ハンバーグを作る要領で空気を抜きながら団子にしていきます。
味噌玉を樽に投げ込む
ビニールを敷いた味噌樽の中に勢いよく味噌玉を投げ込む。空気が入っていると、そこからアオカビ等が生えやすくなるため隙間を埋めるように投込んでいきます。
なお、白いカビが生えてもそのまま放っておいてかまわないです。
アオカビ、黒カビが生えてしまった場合はカビの部分を取り除いたうえで、引き続き熟成させて問題ないようです。
放り込んでいる瞬間を上手く写せたと満足の写真です。
味噌玉を投げ込んで空気を抜くように押しながら平らにします。
空気が抜けるように圧力をかけてふたをする
ビニールの端をよじって圧力をかけられる蓋をします。
これは味噌づくり用の樽なので便利です。
最後に樽の外蓋をして冷暗所に保管します。
夏の暑い時期が一番発酵が進み、仕込んでから10か月経てば食べられます。
来年の3月かぁ、楽しみです。
多少手間はかかりますが、自分で作った味噌は格別です。
初めて作る場合は樽付きのセットを買うのが良いと思いますよ。
材料も必要な分量がそのまま入っているので、量ったりする必要がないので簡単です。
そのあとは、味噌キットでもいいし、こだわるのであれば大豆、塩、麹、たね味噌も個別に選んで作ってみても面白いかもしれませんね。
わたしはそこまでの域には達していませんが…。
ダナーマウンテンライト水洗い!
ゆうさんです。
桜の季節ですねぇ、ブーツを履くのも梅雨明け位まででしょうか。
大学生の頃は当時の流行りでもあったので、真夏でもジーンズにエンジニアブーツとかはいてましたが、今となっては暑くて無理です…。
こちらはダナーマウンテンライト。
ダナーライトと双璧をなすダナーの代表作でしょう。
内側がゴアテックスなので完全防水、蒸れない!
でも、実際は蒸れます(個人的な意見)
オールソールではなく、すり減った踵部分だけを切って張り直す修理をしています。
近所の修理屋さんで3000円ちょっとで直してもらったと思います。
オールソールだと10000円近くしますから、ソール全体が減っている訳でないのならおススメの修理方法です。
先日、保土ヶ谷に墓参りに行き、その後中華街で食べ放題と1日中履いて帰宅したところ足が物凄く臭い!ちょっとしたホームレスのような(汗)
長年蓄積した汗とかイロイロなモノが飽和したのでしょう。
「これは脱いだのが家じゃなかったら完全にスメルハラスメントだわ」と言いながら自分の足の臭いを嗅ぐ私。
それを冷たい目で見る嫁。
「丸洗いするしかないな」と決意したのでした。
シューレースを取って内側に水を溜めてアクロンを少したらします。
10分程つけ置きした後ブラシで優しく擦ります。
あまりゴシゴシ擦るとゴアテックスが痛みそうなので撫でるように。
水でジャージャー流してすすぎます。
内側の洗浄はこれで完了です。
アッパー(外側)はサドルソープで洗っていきます。
こちらエム・モウブレイのサドルソープ。
皮革用の石鹸で栄養分も含まれてます。
サドルソープは使わない方が良いなどネットで書かれていたりしますが、むかーしから使われているモノなので信用して使っております。
サドルソープをスポンジに着けます。
スポンジは専用のモノでなくても目の細かいヤツならオーケーです。
皮の表面を優しく撫でるように泡を広げていきます。
全体に泡を広げたら布やタオルで表面の泡を拭き取っていきます。
サドルソープには栄養分が含まれているので水で全部を流さない方が良いようです。
汚れが布に付いております。
形を整えながら内側のゴアテックスの水分を布で吸っていきます。
水気を取ったら陰干しします。
傘で日陰を作っておりますが、いろんなモノが映り込んでいてお恥ずかしい。
天気の良い日だったら2日位で内側まで乾くと思います。
乾燥したのがこちら。
サドルソープに含まれるロウなどの栄養分がムラになってるんですかね?
ドレスシューズとかだったら「やっちまった!」と思うのでしょう。
サドルソープをもう少しだけ水で流した方が良いのかも。
布で磨けばある程度馴染みます。
仕上げに乳化性の靴クリームを使います。
こちらもエム・モウブレイ。
歯ブラシで全体に薄く塗っていきます。
塗り終わったら布で余計なクリームを拭き取って、そのあとブラッシングで艶を出します。
乳化性や油性も含めクリーム(靴墨)の厚塗りや古いクリームを落とさないで塗り重ねていくと、皮のひび割れの原因になります。
私は昔エンジニアブーツをそれでひび割れさせました…。
サドルソープの成分で白くなっていた所も気になりません。
シューレースをして手入れ完了したのがこちら!
潰れていた形も洗うことで整ってシュッとしました。
サイズは縮んでませんよ。
手入れの行き届いた古いレザーってなんとも言えない色気がありますね。
キズなんかも「あの旅行の時に付いたやつだ」なんて具合にいい思い出になります。
これからもまだまだ履き続けます!