WESCO JOBMASTERの手入れ
ゆうさんです。
ワークブーツが好きです。
私の世代はアメカジ全盛期、古着、ヴィンテージブーム真っ只中でした。
学生時代はレッドウィングに憧れつつも、ちょっと値段の安いチペワのエンジニアを履いたりしておりました。
私は日頃スーツを着たりしない生活ですし、精神年齢がとっくに止まってるので当時影響を受けたものが今でも自分の中心だったりします。
高校時代に福生で買った米軍払下げのM-65なんかも春先や秋口なんかはまだ着てます。
かれこれ30年選手(汗)
レッドウィングのアイリッシュセッターなんかもオールソールしながら20年以上履いてる物が何足かあります。
革が自分の足の形になっていき、いい感じにヤれた状態が最高なんですよねぇ。
手入れして履けば一生モノかもしれない…。
ソールをビブラム700のコルクにカスタムしたレッド・ウィング8165
レッドウィングから始まり、ワークブーツが好きな人なら手に入れたいと思うのがwhite's smokejanperとwesco jobmasterですよね!
私もどちらも持っております(金がないのでUSED)
靴の内部を業務スーパーのアルコールスプレーで拭けば大丈夫でしょ?くらいなものです。
ワークブーツですから普段は汚れもキズも気にせずリアルワークなんかでも履いちゃてますが、味のあるカッコ良いブーツに育てるには手入れは欠かせません。
今回、少し汚れの気になってきたバーラップラフアウトのwesco jobmasterの手入れをすることにしました。
こんな感じで黒ずんでおります。
バーラップなので汚れは目立ってしまいますね。
とりあえず用意した道具はこちら。
普通の消しゴム、歯ブラシ、ワイヤーブラシ(固めと柔らかめ)、スエードの補色剤。
スエードの手入れ専用のモノでは無いものばかりです。
まずはシューレースを取って、ブーツのタンの脇のホコリやゴミを掃除機で吸っていきます。
ブーツ全体もこのままブラシを付けた掃除機で吸ってしまった方が楽です。
ひととおり掃除機でホコリ,ゴミを吸ったら、消しゴムで汚れを落としていきます。
スエード専用の消しゴムがありますが、「変わらんだろう」ということで普通の文房具の消しゴム。黒ずんだカスが出ております。
消しゴムで目立つ汚れを落としたら、ワイヤーブラシでガシガシ全体をガシガシこすっちゃいます。
このワイヤーブラシは100均でサビ落とし用に売ってるやつです。
ラフアウトレザーって凄く丈夫なんですよ。
銀面(皮のツルツルした面)が裏側になっているので、傷がつきにくく、目立たないのです。
スエードとの違いは毛足を短く整えているか、いないかのようです。
高級なスエードの靴の場合はちゃんとしたスエード手入れ用のワイヤーブラシが売ってますので、そちらを使いましょう。
消しゴムとワイヤーブラシでかなり黒ずみが薄くなりました。
さらに、全体的に雑巾で水拭きしてしまいます。
皮革に水はダメとよく言いますが、ワークブーツなんかはクロム鞣しなので全然大丈夫です。
植物タンニン鞣し、ヌメ皮は水に濡れるとシミになったり固くなったりするので濡らさないようにしましょう。
ただ水拭きすると汚れは良く落ちますが、色も多少落ちますね。
水拭き、乾燥した状態がこちら
汚れはスッキリしましたが、ちょっと白っちゃけております。
これをスエード用補色剤で色付けしていきます。
先にスポンジが付いているので、軽く押し付けながら塗っていきます。
スポンジが案外ポロポロと崩れ易いので、擦り付けるというよりは「ポンポン」と叩くように塗っていく方が良いようです。
塗り終わった状態がこちら。
なんかムラになってて心配になりますが…。
表面が乾ききる前にまたもやブラシで毛並みを立たせるようにブラッシングしていきます。
乾燥待ちの間にシューレースとフォレスタンをキレイにします。
フォレスタンとはブーツのベロの部分につける飾りみたいなものです。
泥除けの為とかブーツのベロの部分の補強の為、ただ単に飾りだとか、取り付ける意味は様々のようです。
レザーシューレース、フォルスタンも水拭きした後オイルアップしていきます。
オイルはぺカードレザードレッシング。レッドウィングのレザードレッシングはぺカードが作っているそうです。
臭いもほとんど無く、動物性オイルではないのでカビも生えにくく、レザージャケットにも使えるのでお勧めです。
指で塗っていきます。
黒豆が興味深々です。
スエード補色剤が乾燥しました。
どうでしょう?かなりキレイになりました。
ラフアウトレザーはデニム同様にアタリが出てくるのが魅力だと思います。
ガンガン履きながらキチンと手入れしていれば末永く楽しめますね。