『器用貧乏!?』

『とりあえず、自分でやってみないと気がすまない』器用貧乏な男の雑記です。

ダッフルコートのトグル革紐の補修

ゆうさんです。

ダッフルコートっておじさんの方が案外似合うのでは?と思って、この冬はグローバーオールのキングストンというモデルを着てました。
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丈は膝までのロング、ムーアブルック社のヘリンボーン生地、トグルは水牛の角で黒の革紐。


丈がショートだったり、トグルの紐が麻で目立つ感じのダッフルコートは若作りになってしまいそうですが、黒に近い濃紺でロング丈ならおじさんでもイケるかな?と個人的には思っております。

実はこのグローバーオールのダッフルコートを手に入れる前に、Harrissというブランドが90年代にグローバーオールの工場に作らせた、ほぼキングストンと同じディテールのダッフルコートを持っていました。
しかし、サイズは合っているんだけど合わせがレディースだったんですね。

まあ、ダッフルは風向きによって合わせを変えられる作りなんですが、フード前のストラップは完全に左前なのが気になってました。
誰も気にしてないけど…。

そこでオークション等で探していた所、相場より2万円近く格安で本家グローバーオールキングストンを手に入れたのであります。

Harrissのダッフルは奥さんの物になりました。
期せずしてペアルックです。
一緒に着て歩く事はありませんが、奥さんも気にいったらしく会社に行くとき羽織っておりました。
ただ年代物だけに、ある日トグルの革紐が切れてしまったのです。
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洋服の直し屋さんに頼むと一箇所1000から2000円位らしい。

はい、自分で交換しますよ!
用意する物はこれだけ。
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色々使えそうなので3m注文。
クーポン使えたりして送料入れて490円。
トグル紐をリッパーで取り外し
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トグル紐と同じ長さにカットした革紐に4箇所穴を開ける。
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革紐をトグルに通して縫い付けます。
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縫い付け方は革紐の穴を開けた所の上、中、下を囲うように縫っていきます。
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この方法だと革紐の穴は4箇所しかないので、ミシンでジグザグ縫いの純正方法よりも革紐に負担がかかりません。
もとはこんな風に縫ってあるので革紐に沢山穴が開いてしまってます。
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これだと革紐が切れやすいでしょうね。
効率重視でしょうか。

完成はこちら
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強度は純正よりあるのでは。
革紐さえあれば簡単に縫いつけられます。
残り2m80cmの革紐…。
何に使うか。