FILSONローリングダッフルのリプルーフ
ゆうさんです。
FILSONというブランドご存じですか?!
FILSON(フィルソン)は1897年アメリカでゴールドラッシュ時代に創業した衣料・バッグのメーカーでして、未だにMADE IN USAにこだわっています。
あくまで実用的な「道具」として使う衣服やバッグを生産している、男心をくすぐるメーカーです。
恐らく女子ウケは悪いでしょう。
こちら私が普段現場に行く時に使い倒しているFILSONローリングダッフルです。
ある女の子には「あしたのジョーが持ってそう」と言われました。
誉め言葉だと思っておりますが。
ガンガン使っているので丈夫な22オンスラギッドツイル(響きがカッコイイですねぇ)も擦り切れたりしております。
キャリーのタイヤがイカれて自分でローラーブレードのタイヤに交換したこともあります。
このバックはワックスコットンといって、オイルを含ませた布で出来ており頑丈で防水性があるのが特徴です。
最近オイルが抜けてきたので再度オイルを入れる「リプルーフ」という作業をしたいと思います。
先ずはオイルを入れる前に擦り切れた部分の補修をします。
着古したリーバイスのシャンブレーシャツの生地を裏に貼って、ジーンズリペアなどの「たたき縫い」のような感じで補強します。
貧乏くさいと取るか、味があると取るかはあなた次第。
かた絞りのタオルで全体的に水拭きしていきます。
バブアーなどもそうみたいですが基本的にワックスコットンは洗濯せずに水拭きで汚れを落とすしかないようです。
「オイル抜き」といってオイルを洗濯で落とす人もいるようですが雰囲気がまるで変ってしまうので、その辺は好みもあるでしょう。
水拭きで多少スッキリしましたが、表面のオイルも抜けて白っぽくなりました。
オイルの少なくなった生地にFILSONのオイルフィニッシュワックスを塗っていきます。
塗っているのは100均のシェービング用ブラシです。これは優秀で靴ズミを塗る時なんかにも使えます。
本来はオイルフィニッシュワックスの缶を湯煎するなどしてオイルが溶けた状態で塗るものらしいのですが、そのまま塗ってあとでドライヤーで馴染ませるようにしました。
一通りドライヤーでオイルを染み込ませたのがこちら
布なのになんだか皮革のような雰囲気になったと思いませんか?
水もこのように弾きます。
FILSONは永久保証をうたっていて、 無償もしくは有償の修理を生涯に渡って受け付けてくれるのです。
親子3世代に受け継がれて使用されるなんて事もあるそうです。
一生物どころの話じゃないですよね。
使い倒してクタクタになったバッグがカッコイイと思う自分にとっては途轍もないロマンがあります。
私はオークションで買ったので永久保証は無いと思うんですが、自分で直しながら長く使っていければ最高だと思ってます!