ピカールでセルロイドメガネフレームをピカピカに!
ゆうさんです。
普段コンタクトなんですが、周期的に「なんかメガネの気分」みたいなものがやってきます。
自分の中でのちっちゃな気分転換ですかね。
なのでメガネは数本持っております。
メガネフレームも周期的に流行が繰り返しますね。
20年以上前に知り合いから頂いたラルフローレンのボストン型フレームもまた使えそうなので、レンズだけ入れてもらおうと思っております。
こちらは泰八郎謹製のメガネ。
昔のおじいちゃんが掛けていたような雰囲気のメガネではありますが、昭和レトロなセルロイドフレームで味わいがあります。
しかし、セルロイドフレームやプラスチックのフレームって汗とか整髪料で段々白く曇ってくるんですよね。
泰八郎のフレームも暫くかけていない間に、汗などの汚れを放置していたせいで全体的に光沢が無くなってます。
特にテンプルのあたり。
セルフレームの磨き直しは店でやってもらうと数千円かかるみたいです。
自分で磨ける専用のポリッシングクリームもあるようですが、昔からあるなんでも磨ける万能なヤツがあるんです。
ピカール金属磨!分かりやすすぎるネーミング。
金属磨といっても磨けるモノの守備範囲は広すぎます。
「あらゆる金属、又プラスチック、象牙、塗装部の汚れ,其他、器具、機械、ゴルフクラブ、管楽器等のお手入れに使用される万能液です。」
器具とか機械とかはもはや素材が何かの説明では無いという気がしますが…。
ピカールの存在を知ったのは20代後半に葬儀屋でアルバイトをしている時。
真鍮製の燭台やらの仏具をこれで磨いていました。
葬儀屋かぁ、懐かしい…。
先ずは磨く時にメガネが壊れたりしないように分解します。
レンズは内側からゆっくり押すように取ります。テンプルは精密ドライバーで。
細かい傷を1000番の耐水ペーパーで水研ぎします。
そしてピカールで磨いていきます。
石油のような臭いが結構キツイです。
上の方がピカールで磨いたテンプル。大分光沢が出てますね。
リムの左側がピカールで磨いた方。こちらも光っております。
一通り磨いて、元通り組み直したのがこちら。
イイ感じに透明感のある艶がもどりました。
これでまた気持ち良く身に着けられそうです!
ピカールは確かに万能だと思います。
アンティーク腕時計のプラスチック風防もピカールで磨くと小さな傷位なら分からなくなり、ガラスのような透明感が蘇ったりします。
ただ、石油のような臭いがちょいとキツイのが玉にキズですが。
ちょっとお高いですが、セルフレーム専用のポリッシングクリームも試してみたいですね。